Aマウントレンズの紹介。第二弾は標準マクロレンズ!
たまたま知り合いからミノルタの50mmマクロを譲ってもらったので、すでに所有していたシグマのレンズと比較レビューしてみます。
果たして明らかな違いはあるのでしょうか?
前回アップした第一弾はこちら↓
もはや立派なオールドレンズ。MINOLTA VS SIGMA 50mmMACRO
MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8 | SIGMA MACRO 50mmF2.8 EX DG | |
焦点距離 | 50mm | 50mm |
最大撮影倍率 | 1倍 | 1倍 |
レンズ構成 | 6群7枚 | 9群10枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.2m | 0.18m |
開放F値 | F2.8 | F2.8 |
フィルター径 | 55mm | 55mm |
重量 | 310g | 315g |
最大径✕長さ | 68.5×59.5 mm | 71.4×64 mm |
外観
シグマはレンズプロテクターをつけているのですが、それでもミノルタより長いです。ですが、伸びた時は同じくらいの長さになります。
α900に装着
中望遠マクロとは違い両者ともコンパクト。α900がデカくて重いので、軽量コンパクトはありがたい。
作例
家の近くに咲いているコスモスを絞りを変えながら撮影してきました。
すでに日が暮れていたので、絞るに従ってISOを上げておりRAW現像時に露光調整とノイズ除去を行っています。
今回使用しているα900は発売当時から同世代のキャノン5D、ニコンD700と比べてノイズが多く、まだまだソニー機はプロが使えないカメラメーカーでした。
ただ、カール・ツァイスを使用してバシッと撮れば唯一無二な描写らしいのですが、値段が高すぎて買えませんでした。今なら中古だったら手が届くかもしれません。
MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8
● ISO200 50mm F2.8 SS1/50
● ISO800 50mm F8 SS1/50
● ISO1600 50mm F16 SS1/25
● ISO200 50mm F2.8 SS1/100
● ISO800 50mm F8 SS1/100
● ISO1600 50mm F16 SS1/100
SIGMA MACRO 50mmF2.8 EX DG
● ISO200 50mm F2.8 SS1/50
● ISO800 50mm F8 SS1/50
● ISO1600 50mm F16 SS1/50
● ISO200 50mm F2.8 SS1/100
● ISO800 50mm F8 SS1/100
● ISO1600 50mm F16 SS1/100
マクロレンズでF16まで絞ることがあるのかわかりませんが、一応比較してみました。
ざっと比較してみると、シグマのほうがコントラストが高くくっきりしています。
シグマはF8まで絞ると中央の花がたくさん集まっている頭状花の部分がしっかり解像されています。
ミノルタのほうは淡いくほわっとしてる感じです。ボケ味はミノルタの方が良い気がします。
どちらを選ぶかは完全に好みになりますね。
ほんわかさせたい時はミノルタ、一方コントラスト強めでバシッと撮影したければシグマになると思います。
2022年10月現在の値段
MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8
各フリマサイトで5000円前後といったところです。
発売後約40年経ってますが、まだまだ需要はありますね。
フィルムライクなボケ、にじみ具合は最近の高解像レンズでは出せない「味」になってます。
SIGMA MACRO 50mmF2.8 EX DG
各フリマサイトで1万円程度になってます。ただ、CANON用PENTAX用などサードパーティのシグマレンズなので購入の際はソニー用もしくはミノルタ用と表記しているものを購入してください。
ちなみに僕は10年ほど前に2万ちょっとで購入しています↓
最後に…
先日キャノンがさらにカメラ本体の値上げを発表しました。円安が影響しているとはいえR3が10万円値上げとはかなりイカツイですね。
デジタル一眼レフが普及してきた2010年前後だと20〜30万円あれば、フルサイズとレンズ一本くらい買えたと思うのですが、今はカメラ本体すら買えない価格帯になってきました。
趣味としてのカメラが物価高騰のせいで手が出せなくなっては面白く有りません。
中古はちょっと…と思う方もいるかも知れませんが、これからは中古市場も上手く活用しながらカメラライフを送る必要がありそうですね。
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