はじめに
昨今の情勢不安や半導体不足、更には急激な円安などの影響でSONYやCANONが相次いで値上げを発表しました。
現在のソニーストアでのEマウント機(フルサイズ)の最安値がα7cで約25万円。僕が2年前に購入したα7IIIで約27万円。後継機のα7Ⅳで約36万円。
いかがですか?仕事で写真撮影をするならまだしも、趣味でとなれば中々難しい価格帯になっていると思います。もちろん、余裕で購入できる方はどんどん購入することができるでしょうが!
そこで、ご提案
当サイトは個人的に思いついたことを記事にしていますが、その中でもAマウント機の記事はよく検索でヒットしています。
そこで思いつきました。ミラー有りの古い構造ですが、写りは申し分ないこのAマウント機をライトユーザーの方々におすすめはできないか?と。
現在手持ちのAマウント機材がいくつかあるのでそれをご紹介してみようと思います。
過去に幾つかおすすめ記事もアップしているので合わせてチェックしてみてください。
第一弾は格安望遠ズームレンズ
左がMINOLTA AF ZOOM 100-300mm F4.5-5.6 右がSONY 75-300mm F4.5-5.6です。
スペック
MINOLTA AF ZOOM 100-300mm F4.5-5.6 | SONY 75-300mm F4.5-5.6 | |
焦点距離 | 100-300mm | 75-300mm |
最大撮影倍率 | 0.24倍 | 0.25倍 |
レンズ構成 | 9群11枚 | 10群13枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 7枚 |
最短撮影距離 | 1.5m | 1.5m |
開放F値 | F4.5-5.6 | F4.5-5.6 |
フィルター径 | 55mm | 55mm |
重量 | 410g | 460g |
最大径×長さ | 72.5×100mm | 71×122mm |
MINOLTAのほうが一回り小さくて50g軽いです。
フィルター系はどちらも同じ55mm。フィルターやプロテクターなども手頃な値段です。
大きな違いはワイド端が100mmか75mmか、です。85mm域でポートレートを撮影したいならSONYですね。
作例 ワイド端
すべてα900に装着してRAW+三脚で撮影しました。レンズプロファイルは当てていますが、色調補正は行っていません。
完全に格安望遠ということでどんぐりの背比べ状態ですが、Aマウントの格安レンズの映りをご確認ください。
MINOLTA AF ZOOM 100-300mm F4.5-5.6
● ISO200 100mm F4.5 SS1/320
● ISO200 100mm F8 SS1/100
SONY 75-300mm F4.5-5.6
● ISO200 75mm F4.5 SS1/250
● ISO200 75mm F8 SS1/80
いかがでしょう。画角以外の違いがわかりますか?
作例 テレ端
MINOLTA AF ZOOM 100-300mm F4.5-5.6
● ISO200 300mm F5.6 SS1/200
● ISO200 300mm F8 SS1/100
SONY 75-300mm F4.5-5.6
● ISO200 300mm F5.6 SS1/250
● ISO200 300mm F8 SS1/100
テレ端になると明らかにSONYの方がコントラストが良く光学性能や解像感が高い様に感じます。
これはレンズの設計がMINOLTAより比較的新しい為かなと思います。
2022年10月現在の値段
AF ZOOM 100-300mm F4.5-5.6
各フリマサイトで1500円から2800円ほど。30年以上前のレンズなので程度は良くないものが多いと思います。
美品だと4000円から5000円。めっちゃ安い。
SONY 75-300mm F4.5-5.6
こちらもフリマサイトで4000円から5000円。美品だと7000円ぐらいです。MINOLTAより高いですが、これでも300mmの望遠が1万円しないのは凄い。玉数もそこそこあります。
楽天やアマゾンでも取り扱いがありますが、割高です。
最後に…
コンパクトな格安望遠レンズは望遠入門には最適です。
僕は最近EマウントのSIGMA150600Sportsという超望遠を購入しましたが、非日常的に切り取れる望遠撮影は本当に楽しいです。
ぜひ、Aマウントの格安望遠を手にとって望遠世界の沼に転落して足を踏み入れてください!
コメント